甘っちょろい論理なんて通用しないのが政の世界です。
「平和が〜」とか「正義が〜」などと言い、過去の人々を貶すような人々は歴史を見つめなおして欲しいものです。

で、

「平和主義者と自称する方々には辟易とします」

なんて言うと、

「戦争を賛美する危ない人だ」

と思われるでしょう。
特に「平和を愛する」とか「平和を守る」とか公言している人には。

しかし、戦争とは外交手段の一つであり、相手を殲滅することが目的というわけではありません。

「戦争」=「殺戮」

なんて考えているから頭がお花畑になるわけです。
国同士のやり取りは突き詰めていえばすべて「外交」であり、自国の利益を守る・利益を獲得するには様々なカードが必要となります。
勿論、「戦争」とて重要な外交のカードです。

ただ、実際に戦場へ借り出される側の立場からすれば、国益のために自らを犠牲にしなければならないということは耐え難いことです。
戦争を、戦場を体験した方々が言う「戦争はしてはいけない」というのは、その体験ゆえです。
しかし、他国に蹂躙され地位や財産は勿論のこと自由までも奪われるような事態になったときにはその限りではないでしょう。

つい最近の話ではイスラエルとレバノンの一件が正にそうです。
最先端の軍事力を持つイスラエルに対し、ヒズボラは正面を切ってはいないものの戦ってますよね?
「戦争」をせずに引き下がってしまえば、チベットのようにただの「殺戮」や「弾圧」が行われることもありうるわけですから当然です。
(実際問題として、難民のキャンプや小さな町が完全に消滅していますから…。)
現代の日本人は「平和」を謳歌しているからか沖縄戦の意味や必要性が分からない人が増えています。
負けるにしても、戦後を有利に進められる負け方もあるわけです。

平和だ、正義だって言ってられる現在がいかに恵まれていることか…。

コメント

さわけん
2006年8月12日1:54

全くもって同感
戦争を賛美するわけじゃないけど、
どこかの○日新聞社みたいに、平和とは他国に媚びる事だと思ってる人たちに政権を取って欲しくないよね(´・ x ・`)

守る時に戦わなきゃいけないときには、戦争は避けれないと思うよ
ハルノートみたいな外交とかで、避けれなかった時は仕方ないと思うし