杞憂に終わるか？

心配していたロシアも非難する模様。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061009-00000379-reu-int

まあ、擁護する場合に負うリスクがでかいし、得られる権益も少ないので妥当といえば妥当か。
不凍港を欲していた1世紀前とは情勢が違うと言うところですかね。

さて、その一方でアメリカなのですが、

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061009-00000311-yom-int

てなわけで、北朝鮮からの揺さぶり・恫喝についてはしれっと受け流す模様。

「この程度のことで我々が畏怖するとでも思ったのかね？所詮君たちに出来ることといえばこの程度でしかないのだよ。分かったかね、アーハァン？」

といったところでしょうか。

で、

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061009-00000011-yom-int

北朝鮮も妥協を引き出すまでは引き下がれないようです。
失敗だったと断じられてしまっては「弾道ミサイル」「核」の外交カードとしての価値は低下するばかりで、制裁による打撃を考えるとそれだけは避けたいところ。
なんとかアメリカとの直接対話を図りたいのでしょうが、狙っている落としどころがバレバレなので交渉の余地もなさそうです。

かくしてチキンレースは加速するばかりなのでした。

ただ、日本からの突き上げもあるでしょうし、アメリカも2回目を強行した・しようとした段階で空爆するかもしれませんね。
それに先立ち国連で新たに決議を採択するか否か、アメリカのジレンマはそこにあるのかもしれません。
理由なんて自明のことですし、休戦状態だった朝鮮戦争を再開すると宣言すればそれまでだとは思うのですが、半世紀も前の決議を振りかざしたときに国際世論がそっぽを向いてしまう恐れも…。

まあ、今回の件で北朝鮮を擁護すべき点は皆無なので、厳しい決議案を採択することも容易でしょう。
後は時間との勝負か？