プロテクトについて2

黒田投手の場合、人的補償有りと無しでは8，000万円の差額があります。
この額からすると、広島としても中途半端な選手を採ることは考えられません。
狙いとしては先発ローテ入りが期待できる選手や、実績十分の中継ぎ投手、将来性の十分な野手といったところでしょう。

これを踏まえてプロテクト選手を考えてみましょう。

《プロテクト》
投手　…玉置、※金澤
内野手　…　喜田、前田大
外野手　…　桜井、赤松、高橋
（※怪我の状態によっては　中村泰or吉野と入れ替え）

《主なプロテクト漏れ》
左腕　…　中村泰、三東、吉野
右腕　…　相木、太陽、橋本、伊代野、金村

捕手　…　野口、岡崎
野手　…　葛城、秀太、上坂、坂、桧山

プロテクトに選んだ選手の多くは実績不足なのですが、これは数年後の主力選手を選んだ為。
現状の戦力を維持するのであれば、捕手の野口や左腕の中村泰、吉野。中継ぎの橋本や太陽も外せない戦力なのですが、数年後の阪神の主力にはなれりえないのが現実の話。

さて、この場合に広島がどう出るか？

中村泰、吉野、金澤、太陽

この辺りが人的補償の対象となりそうなのですが、あとは8，000万円というお金との兼ね合い。
8，000万円で即戦力の新人選手を採ろうとした場合、これらの選手以上の選手を採れるかと言われるとかなり厳しいでしょう。
となると、人的補償の可能性は大です。
だったら、この辺を押さえてしまえばいい気もしますが、それで高橋や前田大といったセンターラインの選手を採られたら目も当てられません。

まあ、こんな事をとやかく書いたとしても黒田選手がFAしなければなんでもない話なのですけどね。
さあ、一体どうなるのでしょう？