9月19日の日記

今年もいよいよドラフトの時期になりました。

が、今年の夏は甲子園のヒーローが誕生することもなく、やや低調な雰囲気なのが気になるところ。
春のセンバツを制した東浜選手（沖縄尚学）も亜細亜大学へ進学との話ですし、その他の有力どころも大学進学の噂が絶えず。
このままだと高校生の指名は素材型の選手がちょろちょろっとあってお終い…なんてこともありうるかもです。



とまあ、ネガティブなことを書いてみたものの、有力選手やその周囲の大人の方々を攻めることは出来ないですし、攻める方に賛同することなんてとてもとても。

進学後に伸び悩んだり、怪我をしてしまいプロ入りすらままならなくなってしまう選手も多々ありますけど、


「あの時プロ入りしてればよかったのに」


と言われていた選手が、実際に高卒でプロ入りしていたら成功していたかと言われると…。

だってそうでしょう。
もし、大学野球の指導者の方々が無能だとしたら、こうも大卒の選手が即戦力としてもてはやされませんて。


「有名大学」　＝　「プロのスカウトやコーチ・首脳陣が認めるレベルに育て上げる力量を持っている」


と見なしてもそう大きく間違っていないでしょう。

まあ、大学で酷使されるなどのよっぽどなことがあれば別ですけど。
早くにプロに行ったから大成する…なんて考えるのは幻想に近いものがあります。





大体、高校生でプロの世界に入った場合、早々に成功すればいいですけど…。
失敗してしまうと学歴的には高卒となってしまうのが凄いネック。


「再チャレンジ」


なんて言葉もありますけど、一度プロ失格の烙印を押されてしまうとそうそう上手くいかないです。
（戦力外から一軍に昇格する選手なんて少ないですし、更に大活躍する選手なんてほんのごく僅かです）

それに、元プロ野球選手という肩書きが就職活動で有利かと言われると、


「へぇ…、そうなんだ。すごいねぇ」


程度で、あまり効果ないでしょう。
例えスポーツ推薦だったとしても、学歴・学閥というものは結構な威力を持つものです。
だから、取りあえず大学に進むという選択肢を選ぶのは当然と言えば当然ですし、親や進路指導をする立場の人からすれば必然です。

失敗することを前提に考えるのは…と言う方も多いと思いますが、野球選手としての時間よりも、その後の人生のほうが長いんですから、ねぇ？

野球をするだけが人生じゃないです。





…。

ま、心の奥底では「早くプロで活躍してほしい！」って思ってる部分もあるんで複雑ですけどね（笑）